中高年男性のファッションは無難がいいみたい
●似合う、似合わないの認識を変えることが大事
「洋服が似合う＝洋服が似合っていなくはない」 まずはそのことを頭に叩き込んだほうがよさそうです。。中高年男性が目標としなければならないのは、とびきり似合うお洋服を商品確保するってことじゃなくって、似合わない洋服の除外なんです。
シンプルに言うと当たり障りのない洋服の組み合わせを目標にすることです。それがコーディネートのベースとして作り上げる、コレに尽きます。
●洋服を着こなす基礎テクニック
基礎テクニックは中高年男性でもできる簡単なものです。普段の服の組み合わせのポイントの一定レベルをモノにしてから、これに加えてご時世に相応しいトレンドをちょっとだけ持ち込んだらミスしません。 そのうえで服が似合わない要件を消し去っていきますと、不思議なのですが何となしに手持ちの服が似合うようになってくるのです。
例えて言うならば、こういうことだと思います。 質の悪い食品でもきちんと下処理を施すと美味くなってきますね。ハイクオリティ食品ほどのが際立つ美味しさはなくとも、しっかりと雑味や苦みを除去するお蔭でほのかな風味が際立ちます。
専門のスタイリストがモデルに役立ててもらおうと整えた一歩先を行くデザインの衣料を、普通の人がパクっても似合うことは残念なことにないです。デザインのみを気にかけてボリューム合わせやTPOを度外視してしまうのです。
と言うよりは専門誌のモデルさんについても、私事では落ち着き払ったコーディネートをしていることが大概です。画期的な斬新奇抜な出で立ちは情報誌の中だから可能となっているようですが、元を正せば斬新奇抜なファッションがピッタリな空間と叫ばれているものは、そんなにあり得るものじゃないのです。
最新デザインは一般市場で多少拡散されてから、わずかながら持ち込む程度のほうが確実です。そこのところを追求しても際限がないばかりじゃなく、根本スキルが身に付きません。
レディースファッションに於いては、相当トレンドにセンシティブだということが重要ですが、中高年男性の皆様に於いてはトレンドに鋭敏過ぎても薄っぺらな心証になってしまうため、あんまり後追いするべきじゃないという事も頭に入れておいてください。 であるが故に、この基礎テクニックが引き立ちます。長く使えるものとなってくれることでしょう。
